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  実験住宅での実測データ

・データE・・・エスパス・システムの冷房運転(高負荷時) その1

 この実験住宅での冷房パターンは、いくつかの方法があります。前回、低負荷時の冷房として、2Fホールに設置したエアコンが有効であるとお話させていただいたのですが、高負荷時はどうなのかを見ていきます。

 下記は、パターン@ 2Fホールに設置したエアコンのみを運転して、室温の推移を見たデータです(低負荷時と同じ仕様)。外気温が、朝の8時ごろはに30℃付近まで上昇して、ピーク時は35℃を越え、夕方まで高温を維持する、まさに高負荷な時期です。エアコンの設定温度は25℃で、雨戸を閉めた状態の1Fはいいのですが、2Fは良くありません。

 特に、2Fの南西の部屋は、2〜3℃高い状態で、外気温が下がってきてもなかなか室温が下がりません。レースのカーテンを引いただけの窓から、日射熱を受けている事は明らかで、能力負けしています。グラフをじっくり見ると、午前中は、北東、南東の部屋でも、温度が上昇していて、この2Fエアコン単独運転、パターン@で、高負荷時の冷房は、無理という事がわかります。

 次は、パターンA。1Fに設置したビルトインエアコン1台による冷房運転です。暖房では、真価を発揮する「床吹き出し方式」ですが、冷房で単独使用するには、2つの点で懸念がありました。

 一つは、冷気は重いので、床からの吹き出しでは部屋全体(特に半分から上の高さ)を冷やす事は無理なのでは?という事。二つ目は、機械本体が冷房負荷の高い2Fではなく、1Fに設置してあるという事です。それが、何を意味するのかと言えば、2Fはまだ暑いのに、1Fが冷えてエアコンが送風運転になってしまうので、2Fの冷房機としては使えないのでは?という事です。

 さて、そうした予測をしながら運転したデータが下記です。1Fの天井設置エアコンを25℃設定で動かしましたが、2Fの日射の影響による温度上昇は、かなり抑えられました
 ただ、28℃まで2Fの室温が上がることはないのですが、予想どおり1Fとの温度差がありました。そして、思った以上に1Fの室温が下がったのは、1Fのエアコンが天井付近の温度で制御されているので、床から冷気が上がるエスパスは、測定した温度の高さ付近(床から1m)では、冷え過ぎにも感じます。
 この解決策として本来、エスパスの仕様である、「冷房時は、1F天井設置エアコンの冷房プラス2Fエアコンによる補助冷房」という考えが出てきます。


 床下エアコンが冷房には使えないという考えを覆した「エスパス」ですが、1F・2Fの温度設定など、標準的な使い方を示す必要があります。それにつきましては、新たなデータを加えてその2に続きます。

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