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  実験住宅での実測データ

・データF・・・エスパス・システムの冷房運転(高負荷時) その2

 前回のデータEで見たように、冷房に関して、日中の気温が35℃を越えるような時期には、1Fの冷房だけを考えれば、1Fに設置したエアコンだけで十分ですが、全館エアコンとすると、1Fのエアコンと2Fのエアコンを上手に使う必要があることがわかりました。

(ここで示す目安は、「一日を通して、1F・2Fの各部屋をほぼ同じ温度に保つ」という事を目指していますが、使用していない部屋や無人の際にそこまで気にする事ではないと思いますので、実際にこのシステムをご使用の方は、適当にアレンジしてお使い下さい。)

 最初のデータ、パターンB(25-25℃)は、基準を作ろうと1F・2Fのエアコンを両方とも25℃設定で動かしたものです。パターンAの結果から、2Fエアコンを回すなら1Fのエアコンの設定温度を上げるのが正解か?と思いましたが、比較の為にデータを採りました。

 温度変化は、1F、1台のエアコンを単独運転した場合よりも、1Fでは、温度低下が緩和されて2Fでは温度上昇が緩和されているのが見てとれます。ただ、詳しく温度を読み取ると、1Fは、ほぼ22℃付近で推移し、2Fは、22〜26℃の間で推移しているので、もう少し温度差を無くせないか?と思ったのと、25℃設定では、室温が平均して23℃くらいになり、少し冷やしすぎでは?と思いました。

 そこで、この実験住宅での最適解を探ろうと、1Fと2Fのエアコンの温度設定の変更、1日の内での温度設定の変更をしてデータを採る事にしました。パターンB(28-25℃)は、1Fのエアコン温度設定を28℃、2Fのエアコンの温度設定を25℃で連続運転したものです。

 これは、1Fの室温が上がりましたが、2Fの室温も日射の影響を受けると上がり、南西の部屋の最高気温は、27.6℃となってしまいました。

 続いて以下のデータは、パターンB(28-25℃-25℃)。つまり、1Fのエアコンをタイマーで一日のうち、設定温度を変えて運転し、2Fのエアコンは、25℃で連続運転したデータです。タイマー運転は、10時から19時を25℃、それ以外を28℃としたので、午前中に北東の部屋が若干温度が上がりますが、ほぼ、1〜2℃の温度差になりました。

<まとめ>
 エスパスの冷房は、負荷が少ない時は、2Fのエアコンを運転させ、外気温が35℃を越えてくるような時には、1・2Fのエアコンを使用します。ただ、その際に、1Fのエアコンは、日射の影響がある時間帯に温度を下げてそれ以外の時間帯は、温度を上げて使うといいという事がわかりました。


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