・データH・・・冷房時、エアコンの電気代の節約
今までの冷房に関するデータは、日射の影響を受けやすい2Fの部屋の温度差を無くすには、どういったエアコンの使い方がいいかを探ってきました。
ここでは、省エネの観点から、日射を遮ると電気代がどれだけカットできるのか?に焦点を当ててデータを採ることにします。
日射を遮る方法は、簡単なシェードを窓の外側に設置しました。(右の写真。詳細は、ブログにも掲載しています。)
いろいろなデータを採って考察してきた経験から、エアコンは、1F天井設置のエアコンのみを連続運転し、設定温度を26℃としました。
それによって得られたデータが下記です。外気温が35℃を越えるような日中も室温は25℃付近にあります。しかも、1Fと2Fの温度差もほぼありません。
エスパスが、「冷房時には、1Fのエアコンと2Fの補助エアコンを動かすシステムです。」と言っていた意味がおわかりいただけたと思います。日差しを遮れば、1Fのエアコンのみで、
冷房も可能なのです。
さて、次に電気代を見てみます。推奨の運転方法でのひと月の電気代(目安)が、6,300円でした。
D表 | 実測値 | 1時間の消費電力 | 1日の電気代(目安) | ひと月の電気代(目安) |
1Fビルトイン(74.5時間) | 16.28kwh | 218.5w | 146.8円 | 4,405円 |
*電気単価は、28円/kwhで計算。
<まとめ>
・夏の日射を遮るという事は、エアコンの負荷を減らして、電気代にすると3割の削減が可能という事がわかりました。
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